利益率10%の物販は果たして取り組む価値があるのか

私は事業の1つに物販を持っていますが、

Amazon楽天の手数料が非常に高く、普通にメーカー仕入れをしても10%しか利益が取れないことがあります。

モール販売をすると、独自商品を扱わない限りなかなか利益率というのは下がりやすいです。

今回はこれが果たしていいのかどうかを考えたいと思います。

 

まず大前提として

在庫を持つ物販というのは、

在庫をいくら抱えたところでそれが売れなけなければゴミですし、

在庫が全て売れる保証はありません。

それどころか、在庫が切れたらまた仕入れなければなりません。

 

ということは仮に月10%の利益が出ていたとしても、

月10%程度では在庫が残ってしまった時に全て泡に帰す可能性があります。

 

例えば利益率10%というのは、

10,000円の商品を100種類仕入れて、

そのうち10個が売れなかったらパアになる利益率ということです。

 

 

 

次にモール販売というのは

顧客名簿を作ることができません。

同じ商品を扱う競合がどんどん増えていきます。

ということは、

前述の在庫リスクが時間を追うごとにどんどん増えていく販路だということです。

また資金フローも最高かというとそんなことはなく、

入金まで時間がかかるため在庫にしてしまった、

商品が現金化されるまでモール毎のサイクルが適用されます。

 

こうした問題をクリアしていくためには銀行融資を受けたりするのですが、

では銀行融資を受けて利息も保証料も払った上で、

利益率10%というのは本当に価値あることなのか、

一度振り返る必要があります。

 

 

 

 

また物販全般に言えることですが、

恐ろしく会計が面倒くさいです。

 

 

こうして考えていくと、

利益率10%程度の物販を継続していくには、

なかなかハードルが高いものです。

 

 

それであれば売れる頻度は落ちても、

利益率20%〜30%を安定的に取れる無在庫販売を作り込んだ方が

いいような気がします。