融資で借りたお金を物販ビジネスに活かす前提の考え方
融資でお金を借りたら、
そのお金は返す必要があります。
例えば200万円の3年返済なら、
月々5.5万円程度の元金返済+利息が発生します。
これを返済するには、
税金を除外して考えて月々5.5万円程度のキャッシュフローがあれば返済できます。
つまり、何かのビジネスをして毎月5.5万円が儲かる状態になれればいいのです。
そこで、儲かるまでの期間をどう設定するかが問題になります。
元手がいらないビジネスならいいですが、
普通の物販の場合は在庫があって売上と利益が出ます。
仮に利益率が平均10%だとすると、
月5.5万円のキャッシュフローを生み出すためには毎月55万円の売上が必要です。
では55万円の売上を作るために、
3倍の165万円の在庫が必要だったとしましょう。
(販路は既にあるものとします。)
そうすると、165万円の在庫をいつまでに準備すればいいかが問題になります。
しばらくは銀行の口座200万円から月々5.5万円+利息が引かれていくので、
6ヶ月程度で残り165万円くらいになります。
そうすると、6ヶ月のうちに売るものが決まった状態になっていて、
売れると確定していて、在庫が用意できている状態になっている必要があります。
これができなければ融資を返すことができません。
また、これだけだと融資の返済だけで利益が全く出ないので、
実際は融資の返済は別として毎月どれくらいのキャッシュフローを生み出したいのかを計画して逆算する必要があります。
例えば、融資の返済+自分の給料+ビジネスにかかる諸経費+外注費
みたいな感じです。
これが出せなければ、ビジネスをしている意味はありませんので計画は綿密に立てる必要があります。
銀行融資にもある程度時間がかかるものなので、
かけた時間に対する対価というのが必要だと思います。